どんな作品か
オールド・ボーイは、監禁されたのち解放された人物が、その理由を追う過程を描いたスリラーです。2003年に公開され、翌年カンヌ国際映画祭でグランプリを受けたことで国際的に知られました。以後、韓国映画が海外の映画祭や配給網で扱われる道筋を語るときに、しばしば挙げられる作品です。
韓国映画の海外での認知を変えた作品の一つ。なぜ今も語られ続けるのかをまとめました。
オールド・ボーイは、監禁されたのち解放された人物が、その理由を追う過程を描いたスリラーです。2003年に公開され、翌年カンヌ国際映画祭でグランプリを受けたことで国際的に知られました。以後、韓国映画が海外の映画祭や配給網で扱われる道筋を語るときに、しばしば挙げられる作品です。
復讐を扱う物語は、たいてい誰が誰に何を返すのかがはっきりしています。この作品が論じられるのは、その向きを物語の途中で揺らす点にあります。追う対象が何なのかが変わることで、観客はそれまで従ってきた前提を見直すことになります。情報をいつ与えるかによって、分野への期待を調整するやり方です。
この映画がよく引かれるのには、特定の場面の撮り方が大きく関わっています。切らずに横へ追いながら撮った場面は、編集で速さを作るのではなく、続く時間そのもので疲労と重さを伝えます。華やかな動きより、消耗していく体を見せる選択であり、同じ場面をまねた例がその後も繰り返し現れました。
この映画は暴力の程度と題材の扱い方をめぐって、公開当時から評価が分かれました。強い表現が物語に必要な分だけなのかという判断は人によって違い、その議論そのものがこの作品が語られ続ける理由でもあります。結末の解釈も一つにまとまらず、複数の読みが並んで存在しています。
暴力の描写や不快感を伴う場面がかなりあるため、視聴の等級を確かめてから見るほうがよいでしょう。また結末についての情報が広く出回っており、先に知って見ると経験が大きく変わります。原作の漫画が別にあり、映画はかなりの部分を組み直しているので、二つを同じ物語として並べるより、それぞれの選択として見るほうがよいでしょう。
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